008[AIグループとは]ChatGPTやGemini、Claudeなどが同じ会社の社員のように働く時代

AIグループの概念イメージ|複数のAIが役割分担して会社のように働く構造 [ブログ一覧]研究メモ
ChatGPT・Gemini・Claudeなど複数のAIを役割ごとに配置する「AIグループ」という運用構造を解説。

01.複数AIを使うようになったきっかけ

しかし、移転直後の筆者にはホームページの修正など、多くの雑務の見直しが必要でした。

資料として人に見せる文章になると、

ノリの良い文章を作る ChatGPT🤖だけではなく、
外向きの文章を整えることが得意な Gemini🤖も勧められました。

こうしてAIの活用が進むと、

複数のAIを使い分ける
という使い方を学ぶようになりました。

とはいえ、日常的な作業の多くはChatGPTで十分に対応できました。

ChatGPTは、
ユーザーの意図や雰囲気に合わせる能力が高いためです。

02.AIチームが生まれたきっかけ

そんな中、あるニュースへの疑問を話しているときにChatGPTから
「この話は論文にしましょう」という提案がありました。

そこから

Geminiだけでなく
Claude🤖も動員し

AIチームで論文を書くという流れが生まれたのです。

もちろん、これは筆者の実務とは全く関係ありません。

しかしこのとき、
AIの役割分担が自然に生まれました。

例えば次のような構成です。

このような役割分担にすることで、
たまたま作ったAIがチームが、思った以上に機能したことを体験しました。

03.AIグループとは

AIグループとは、AIチームをチャット環境で実装した運用構造です。

ここでいうAIグループとは、
これまでの記事で説明してきたAIチームの運用構造を実際のチャット環境で構成した状態を指します。

つまり

AIチーム(設計図)
↓
AIグループ(実際に動いている配置)

という関係になります。

AIを単なるツールとして使うのではなく、重複しない明確な役割を持つ存在として配置することで、AIは他のAIともチームのように働き始めます。

さらに役割設計が進むと、AIはまるで会社のような構造を作ることも可能になります。


▶ AIチームの基本はこちら

☛[ツールからチームへ]

04.本格的なAI役割設計へのトライ

論文作成した経験を活かし、
ChatGPTのプロジェクト機能を活用して、
前から気になっていた会計部門のプロジェクトを作ることにしました。

職人気質な小規模オーナーにありがちな問題なのですが、
日々の帳簿はちゃんとあり、確定申告に問題がないものの、
実際に必要な数字が案外見えないまま整理してきたという状況がありました。

これは、PCスキルが特別高いわけではない筆者にとって、
AIチーム編成への本格的なチャレンジでもありました。

そこでAIチャットのグループを作るうえで重要になるのが、
やはりAI役割設計です。

AIごとに、

  • 何を担当するのか
  • どの作業を行うのか

を決めることから始まります。

配役が決まると、
やり取りの中で少しずつ育てていきます。

もちろん初めのうちは、
AI OS Lab.でも新しい試みだったため、
成功した部分と失敗した部分の両方がありました。

当時のChatGPTはExcelの解説はできても、
実際の作成は苦手であることが分かりました。

そのため最終的には、
Excelを得意とするMicrosoftのCopilotを導入する方向へ切り替えました。

このような役割設計の経験が、
後のAI運用の安定化につながると考えています。

また、ある程度グループの作り方が見えてくると、
応用として次のような構成も可能になってきました。

  • 経理知識AI → 会計知識の整理
  • 表計算AI → Excelなどの作成
  • 説明担当AI → やり取りの理由や背景の整理
  • 部長AI → 全体の情報共有や方向整理
  • 財務担当(Claude) → 監査役

必要な役割は、人によって変わります。

それでもAIの運用の仕方を身につけると、
いつもの仕事の中で、
使える引き出しを確かに増やすことができます。


▶ AI設計の考え方はこちら

☛[AIを「使う」から「設計する」へ]

05.AIオフィスという考え方

このようにAIグループの役割設計が進むと、
ChatGPTのプロジェクト機能を中心に、
他のAIも巻き込んだオフィスのような構造を作ることも可能になってきました。

例えば現実の会社では、

  • 営業
  • 事務
  • 管理
  • 相談役

といった部署があります。

AIグループでも同じように、
AIごとに役割を分けることができます。

しかし、役割を分けるだけでは十分ではありません。

そこには、
情報共有ができて初めて機能する
という前提があります。

すべての情報をすべての部署に送ればよいわけではありません。

必要な情報を、
必要な役割に届けることで、
組織としての動きが成立します。

役割ごとに情報の流れ(報連相)を設計した状態がAIオフィスです。

どの役割が、
どの役割に、
どの情報を渡すかまで決める必要があります。

この調整は、
現時点でも人が行うほうが安全な作業になります。

報連相(報告・連絡・相談)は人間同士だけの課題ではなく、
AIグループにおいても重要なビジネスマナーになるのです。


▶ AIオーケストラの構造はこちら

☛[ChatGPTプロジェクトの使い方で広がるAIチーム]

06.報連相が苦手な方へ

AIグループを整理するには、
報連相の技術が必要です。

とはいえ、
苦手に感じる方も多いと思います。

そこで助けになってくるのが、
相談役AIの配置です。

相談役AIとは、
特定AIの出力に対する整理・再解釈を担当する役割です。

例えば、

  • ChatGPTの問題 → ChatGPTに相談する
  • Geminiの問題 → Geminiに相談する

というように、
AIの特性に合わせて相談役を置くことが重要になります。

この役割は、
出力の整理や認識のズレを補正するために使用されます。


また、
神棚チャットと呼ばれるような重要なAIがいるプロジェクトは、目的を理解しながら作業を続けてくれる可能性もあります。

ここでいう神棚チャットとは、
参照専用で更新せず、
基準として保存するチャットを指します。


▶ 神棚チャットの考え方はこちら

☛[チャットの限界と神棚チャット]

コメント

error: このコンテンツはコピーできません。
タイトルとURLをコピーしました