002[広島で考えるAIプロセス]人とAIの協働モデル

AIとひとの協働とは [ブログ一覧]研究メモ
AIとひとの協働には、順序がある

▶こんな人におすすめ

  • AIを仕事で活用している
  • AIとの役割分担に悩んでいる
  • AIにどこまで任せるべきか知りたい
  • AIチームを実践したい
  • AI時代の働き方を考えたい

▶この記事でわかること

  • AIプロセス(協働モデル)とは何か
  • 広島AIプロセスとの違い
  • 人とAIの役割分担
  • AIチームとの関係
  • AI運用設計の考え方
  • 結論

この記事の一文定義:
AIプロセスとは、AIに作業を任せる前に、人が目的・出力・条件を決め、処理の流れを設計する考え方です。


この記事の結論

AIとの協働で重要なのは、
ただ、AIに何を任せるかだけではありません。

AIが処理できる量や、出力の質の限界も知っておく必要があります。

その上で、
人がどこで問題を定義し、どこで確認し、どこで最終判断を行うのか。

この判断順序を見える形にすることです。

人が問題を定義し、AIが情報処理を行い、人が最終判断を行う流れ

AI OS Labでは、この判断順序を
AIプロセス(協働モデル)として整理しています。

〈 問題提起 〉

AIが急速に普及する現在、
AIは単なるツールではなく、人と共に働く存在へと変化し始めています。

文章作成、情報整理、分析など、
AIが担う役割は広がり続けています。

しかし一方で、AIに指示を出し、判断するはずの人の役割は、
まだ十分に整理されているとは言えません。

本来、AIで実現したいことは、
人が「今の生活や仕事を、こう変えたい」と望むところから始まります。

ところが、使い方やテクニックばかりを追いかけると、
自分が本当に望んでいることが、AIに十分伝わらないことがあります。

その結果、

  • AIをどのように使えばよいのか
  • AIにどこまで任せるべきなのか

という問いが、人の判断の問題として扱われにくくなり、
AI側の性能や機能の問題として考えられがちです。

AIは、何でも先回りして整えてくれる存在のように見えることがありませんか?

まるで、自分の状況を分かってくれて、
家事も仕事も段取りも支えてくれる身近な人のように、
つい頼りたくなるのです。

多くの人は幼少期に、
自分がうまく言葉にできなくても、
家族や学校など周りが気づいて助けてくれた経験を持っています。

だからこそ、
AIにも「分かってくれるはず」と期待してしまい、
テンプレートのようなプロンプトだけで済ませてしまうことがあります。

その結果、
自分の背景や判断を伝える言葉が少なくなってしまうのです。

しかし、AIは人の背景や気持ちを、
最初からすべて理解しているわけではありません。

幼少期 ≠ AIの使い始め

本来、人は社会に出る中で、
相手に伝える力や、確認する力を、
失敗を通して少しずつ経験値として積み重ねていきます。

けれど現代では、
デジタル化や、固定電話からスマートフォン中心への変化によって、
そのやり取りの経験が一部抜け落ちやすくなっている人も増えてきたように感じます。

その結果、本来は人が向き合うはずだった課題まで、
AI側の性能や機能の問題として扱われやすくなっています。

AI OS Labでは、
この問題をAIの能力だけではなく、
人が経験の中で培ってきた判断の順序を、どうAIに伝えるかという問題として考えています。

その考え方を整理したものが、AIプロセス(協働モデル)です。

▶ AIチームの基本はこちら
☛[AIチームとは?ツールからチームへ]

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